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からの続きです。
火薬を使わずに砂鉄で簡単に花火が作れるという情報をみつけ、河原で砂鉄を
集めました。
まずはこんな風に実験をしました。
新聞紙の下のほうに砂鉄を広げるように入れます。
それをこのように折り込んで後は端からクルクルと巻いていきます。
線香花火の大きい版みたいのものができました。
わぁ~い、わぁ~い、できた~と早速外に出て実験してみます。
火をつけます。
ところがまったく火がつかないし、火のついたところが穴になって、砂鉄がさらさらと
流れてしまいました。
ちょっと考えて、今度はねじった新聞紙の先を灯油に浸し、砂鉄をまぶすようにつけて
みました。
そして火をつけてみます。
灯油が含まれているのでよく燃えましたが、花火のようなパチパチは見られませんでした。
この日の実験はひとまず終わり。
だって、母さんだもの、ご飯の支度もあるんですよ~。
砂鉄で火薬を使わずに簡単に花火ができる・・・・訳ではなさそうだなぁ・・・・これは・・・・
それから数日少し調べてみました。
自然界にある砂鉄は、鉄鉱石で、酸素と結合した酸化鉄。
なんで砂鉄は水に濡れてもさびていかないんだろう?と思っていたのですが
酸化鉄だからなんですね~。フンフン、なるほど・・・・・
自然界においては酸化鉄でいるほうが安定しやすいとか・・・・。
この酸化鉄を鉄にするにはいくつか方法があり、その一つがテルミット法。
テルミット法というのは砂鉄にアルミニウムの粉を混ぜ火を付けます。
アルミニウムはとても燃えやすい金属であるということ。
そして燃えるときには酸素を使いますよね。
その燃える時に砂鉄(酸化鉄)に含まれている酸素も使い、パチパチとした花火の
ような反応が起きます。
これが作りたかった花火の様子。
そして反応した酸化鉄は鉄に還元されるということらしいです。
その時の温度、何度だと思います?もうびっくり1000度以上だそうです!!
ヒィ~、怖い・・・・・・
もう遊びではなく、りっぱな危険を伴う実験だということです。
そして集めた砂鉄はこのままの状態では花火にならないということです。
アルミニウムの粉を混ぜなければいけないのですが、怖~い。
身近にあるものでアルミ二ウムの粉を作るのはアルミホイルを硬く棒状にして、
それを金属のやすりで削いでいくというやり方がよさそうではある。
でも、この段階でソロリソロリと私のシャッターはおりてしまいました。笑。
実験をしてみたいと思った方はどうぞ配合ややりかたなどご自身できちんと
調べてからにしてくださいね。
大量になれば爆発物となりますので。 ヒィ~
そして、ここからは私にとって付録的な実験です。
砂鉄を鉄にする別の方法でたたら法というのがあります。
もののけ姫の映画で出てきた、たたら場のシーンは、女性たちが高温の炉の中に
砂鉄と炭をいれて、何日もかけて鉄を作るというものでしたが、それです。
女性たちがたたら場で歌を歌いながら鉄を作っているとき、ぱちぱちとした火の粉が
上がっていたように思います。
そのたたら法で使う鉄粉、炭などが入っているのが身近なものではホッカイロ。
ホッカイロの中身を見てみると、鉄粉、水、バーミキュライト、活性炭、塩類
と書いてあります。
この中身の粉を花火状に包めば線香花火のようになりそうです。
というわけで、使ったホッカイロの中身で付録実験をします。
次回へつづく・・・・・・・
内容的にはだいたい合っていると思いますが、素人の勉強嫌いの母のしらべもの
でありますので、ご了承ください。